7月15日開催のなかまの会のセミナーに参加しました。今回も説明が分かりやすくまた、実践しようと思ったきっかけや実際に効果を実感する過程についてもお話があり、私も試してみようと思えました。
マインドフルネスとは「今この瞬間に、注意を向ける」脳のトレーニングとのことで、自分の体の状況にトレーニングをすることではっと気づくことが増えるそう。講師の方の体験では簡単な手術や家庭の問題などのトラブルが起きた際にパニック症の発作と距離を置けるようになりトレーニングを続けることによってイライラしなくなり、「ストレスを受けにくくなった」「問題が生じたときにその状況を目の前に心が辛くなりにくい」とのことでした。
簡単で出来ているか分からないし、即効性が無いとの欠点があるようですが、臨床実験で細胞が活性化することが証明されており、具体的には海馬が活性化して感情のコントロールが出来るようになり脳の働きが良くなる。偏桃体が変化しストレスを受けにくくなるとのこと。
会合で講師の方と共に体験した、手のひらの感覚や聞こえてくる音・ゆっくり歩いて足の感覚に意識を向けることはなかなか難しいことでした。無意識のうちに頭の中でいろんなことを考えているとわかりました。脳が休まっていないのかもしれません。普段せわしなく暮らしていることが思い起こされました。しかし注意が逸れた事に気づいたらまた戻るようにすればよいとのこと。
薬以外の方法で日常生活に楽に取り入れられ体調不良に有効とのことで早速毎日実践することにしました。1日20分を8週間。出来なさそうで出来る絶妙な期間だと思います。今のところ続けていけそうです。
社交不安症で長年苦しんでいる私、ある程度生活に支障がない程度に回復したので治療に前向きな姿勢を最近忘れていたような気がしました。ストレスに対処し毎日楽しく過ごすことは治療基本であると思います。将来の不安や日々のストレスで頭の中がいっぱいになることがあり、まだまだ症状に苦しむ場面も多々あるのでマインドフルネスを身に着けて活用し、常に平常心を心がけ冷静に判断が下せるように努めたいと思います。また治療への向上心も見習いたいと思います。今回も新しく知識を深められて感謝しています。ありがとうございました。
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