夏のなかまの会のセミナーは毎年参加しています。毎年社交不安症とパニック症の患者の治療に有効なセミナーをとても楽しみにしています。
今年は”マインドフルネス”について。実際に講習に参加されて、効果を実感できたなかまの会の会員さんが講師で、治療に効果があったとのことなので、絶対に参加したいと思います。
マインドフルネスは聴き慣れない言葉だったので調べました。
マインドフルネス…瞑想のテクニックを使用した脳のトレーニング。
☆マインドフルネス瞑想を行うと…
①心が落ち着く
②物事を冷静に判断できる
③集中力が高まる
④自己理解が深まる
⑤ネガティブな思考が激減する
☆重要なことは自分の内側にある感覚に気づき、あるがままに受け入れること
☆いつでもどこでも出来る
☆「今、この瞬間」に意識を向けて、感覚や感情を観察する
☆「気づき」と「受容」の心が養われる
☆ネガティブなパターンから解放される
こんな人にオススメ
□過去の失敗を思い出しため息が出る
□明日の仕事や学校を思うと、気が重い
□最近笑っていない
□ちょっとしたことでカッと腹が立つ
□最近、あれこれ考えすぎている
□慢性的に肩こりや腰痛がある
□夜、寝つきが悪くなった
□朝、起きられない
□仕事、勉強の効率が落ちてきた
私は全部当てはまりました。特に
「最近あれこれ考えすぎている」
「朝、起きられない」
が重症です。
何も考えず、呼吸・歩く感覚・水の音等に注意を向けることは全くと言っていいほどなかった。理由は常に次にすること、明日すること、今すべきことを考えているからで、電車で移動中はLINE・メールの返信やインターネットの閲覧をしていることばかりで疲れていたところ。インターネットも携帯もなく昼寝していた子供時代を思い出す。そんなときはや体を動かすことに注意が向いていて楽しかったと思う。
忙しい現代社会においては、絶えず情報を入手、組織し、取捨選択して発信しなければならない。PC・インターネットを使用して生活・仕事をすることは当たり前のこととなった。SNSでのコミュニケーションが当たり前になった。
便利で快適で必要な情報はすぐに手に入り、新しい情報は常に更新される。刺激にあふれた飽きが来ないと楽しい。インターネットがあれば遠方・海外の友人・知人ともすぐに連絡が取れて、知らない人と出会い、匿名の交流で未知の世界とも繋がれる。良いことも悪いこともたくさん起こるけど、常に目新しい情報を求め、自分の内面を顧みることよりも自分の外側に刺激を求め、自ら考える力、集中力が減退しつつあるような気がする。
デジタルネイティブ世代ではなく、ぎりぎりゆとり世代の私は携帯電話を持ち出して15年程であり、子供の頃はインターネットはなく必要な情報は大人に聞いたり、図書館で調べたりした。情報が常に身近にあり、いつでも誰とでも連絡がとれるような時代より、待ち合わせ時間を守り、待っている時間も楽しんでいたように思い出す。
便利になった分不安になる。自分を大事にすることがもともと出来ていなかったのは絶えず誰かにどう見られているか考えていて、心が休まらなかったからだと思い出した。
マインドが満たされていなかった!と気づいたのは会報が自宅に届いてから。携帯やインターネットの登場でこころ静かに過ごす時間がなくなった!昔に戻りたい!
しかしなかまの会に入会出来たのは、自分でインターネット検索して、事前に情報を収集出来たから。情報・インターネット・人と関わることは自分のマインドに耳すましていればストレスのないことだと思う。教えてもらわなければ気にしてなかったマインドフルネスという概念について考えること自体私にとっても有意義なこと。自分で検索したり、本を読んで実践してみてもイマイチマインドフルネスが出来ているのか分からない!!!
効果と方法について講師のほうが来て下さるとのこと、症状が軽減されるもので、自宅でも出来るものから紹介していただけて、体験もできるとのこと。これは行くしかない!楽しみ!Anais
(参考:吉田昌生「3分間マインドフルネス 自分をアップデートする28の習慣」学研プラス 2017)
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