最近電車に乗っているとリクルートスーツ姿のかわいい大学生をよく見かけます。合同企業説明会の帰りって感じの不安そうな顔をみると私の治療前の新卒就活を思い出します。身の丈に合わない有名企業にチャレンジして大失敗ことの恥ずかしさよりも、社交不安症の症状を治療せずにグループディスカッションや圧迫面接に耐え切れなかったことを悔しく思います。グループディスカッションで一言もしゃべれず、圧迫面接で半泣きになったことはもう大分前の話ですが、現在の治療済みのコミュニケーション能力でディスカッションにおいて奇抜な意見を言って目立ってみたい願望もあります。面接ではだいたい嘘をついていました。
面接官「あなたの短所を教えて下さい」
私「ハイ、私の短所は人前に出て注目を浴びると過剰に緊張してしまい頭が真っ白になって自分の言っていることが分からなくなってしまう点です。短所を正しく自覚しプレゼンテーションの授業を多く受講する等して改善傾向にあります。問題を整理して適切に改善していく能力を生かして御社に貢献したいと考えております」
嘘つき。プレゼンの授業なんて失敗してばっかりで嫌な思い出増えただけやったやん。改善するどころか悪化してたやん。授業も全然分かってなくて教科書読んでも分からんから図書館で一人で泣いてたやん。 その時の自分を今はとても懐かしく愛おしく思います。早く病院行ったらよかったのに。本質はあんまり変わっていないと思いますが、治療の前後では生き辛さは半減されました。就職活動や社会人生活をきっかけに社交不安症であることや治療が必要なことが分かる方も多くいらっしゃるかと思います。少しでも疑いがあれば専門機関にご相談されることをお薦め致します。Anais
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