こつこつ貯めたプラダ貯金が目標額突破した。プラダのバッグを買う為の涙ぐましい倹約の数々が思いおこされる。弁当水筒を持参し、美容室には行かず妹に髪を切ってもらい、ばあちゃんが捨ててた化粧品をつかい、母親が見切った服を着て、父親をタクシー代わりにし、弟の教科書を売りさばき、友達がくれた試供品を薄く延ばして使い、図書館で本を借り、ほうきと雑巾で掃除して、うどんとピザ生地を手打ちして、アプリでスーパーの特売を熟読して、5駅くらいなら自転車で移動して、ジェネリック医薬品を飲み、暖房はつけずに湯たんぽを抱きしめたて必死で貯めたプラダを買うためのお金。今は妹から500円で譲ってもらった合成のカバンを使っているからプラダの本革なんて持ちだしたら私の価値は500円から500倍くらい跳ね上がるはずだった。わくわくが止まらない。資金は十分だが、問題は社交不安症のわたくしがいつどうやって店舗で接客してもらうか。ネット売買に逃げてはならない金額である。プラダを持ちだしたら似合うようになるのか、気づいたら似合うのがプラダだったのか、プラダを着た悪魔のアンハサウェイは美しすぎた。迅速かつ的確な仕事は身なりから。PRADAが欲しいPRIDE はPriceless Anais
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