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社交不安症のわたくしのお手紙(お世話になった教授)

  大学時代のゼミの教授が定年退職されるとのことで事務局から最終講義と茶話会の招待状が届きました。仕事の合間に行くことも出来ましたが、気持ちがついていかず欠席しました。代わりに学生時代の思い出と近況報告を織り交ぜつつ、退職のお祝いカードをお送りしました。思い切って社交不安症のこと、学生時代は通院していなかったのでゼミと卒論でご迷惑をかけたこと、学生生活に未練があり、たまに教科書を読み返している等々書いてお礼と退職のお祝いを送りました。

  一週間後くらいに返事が届きました。最後の方は仲が悪かったし、卒論の出来も散々だったので返事が来たことに驚きを隠せないまま震えながら開封。 内容は退職の祝いのお礼とゼミの授業中はひどく緊張していたように思ったがまさか治療が必要なほど深刻な病気だとは思わなかったこと、卒論も他の学生より真剣に取り組んでリサーチしており、自分の意見を持っていることを高く評価してこと、病気を通して学んだことを活かしてあなたにしか出来ないことを探し、他者の痛みに共感出来る自立した女性として自信を持って生きるように書かれていました。玄関で泣き崩れた私を誰にも見られなくて本当に良かったです。やはり自分の認識と他人からの評価には相違があるかもしれないと思いました。手紙ですが、お世話になった先生に心を開いて良かったと思いました。先生から送られてきたカードは私が先生の専門で唯一好きだと言った書籍の一節に出てくるすみれの挿絵でした。ちゃんと見ててくれて、生意気過ぎる意見も覚えていてくれていたと分かり、またこみあげてくる涙がただ流れるに任せるしかありませんでした。

  少しずつ人を恐がらずに付き合っていけたらいけるように、先生が自慢したくなるような教え子となれるように努力したいと思います。


    Anais

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休日に暇を持て余していたので、冷蔵庫の掃除をしました。賞味期限が1年程過ぎたレトルトカレー(中辛)が出てきました。激しい憤りを覚える。108円無駄にした。捨てる訳にもいかず、最近のテイタラクと自戒の念を込めて指定より長めに煮沸して食べました。おいしかった。ケチは社交不安症の症状ではなくお薬も治療法もありません。メンタルは弱くても、からだは強いことが分かりました。嬉しい。

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